藤原教長
1109～1180　公卿、歌人　幼名・文殊、号・観蓮　藤原忠教次男。蔵人頭として崇徳天皇に仕え、譲位後正三位に叙せられる。保元の乱により常陸国へ流され出家。高野山へ隠棲した。

壬生忠岑
生没年不詳（平安時代前期頃）　歌人　壬生忠見の父。三十六歌仙の一人。紀貫之らと共に古今集の撰者。穏和で叙情的な歌風で知られる。著作に「忠岑集」など。

凡河内躬恒
生没年不詳（平安時代前中期頃）　歌人　三十六歌仙の一人。諸国で地方官をつとめ淡路権堟となる。延喜朝歌壇の重鎮。

「壬生忠岑 ときしまれあきやはひとをわかるへき あるをみるたにこひしきものを　ははかおもひにはへりてよめる　凡河内躬恒 かみなつきしくれにぬるるもみちはは たたわひひとのたもとなりけり」
紙本・絹装　24×15　142×35
「髙橋蓬庵所蔵品入札并売立」（昭和12年）所載
「中京古川氏某旧家所蔵品入札」（大正15年）所載
箱入